2024.03.05
人形供養 ここだけのハナシ 第一弾

法要館八柱霊園前です。

人形供養の持込が沢山あり、二ヵ月に一度の人形供養には沢山の人形になります。

持込頂いたお人形のお話を聞くことがあり、

その中でも「いわくつき」というか「不思議現象の起こる」お品物について、何回かに分けてご紹介します。

もちろん、持ち主様にわからないように、少し事実に脚色しております。

 

今回は、第一弾として、動く?お人形さん

真夏の暑い日 15時頃「そろそろ閉館」という時間のお持ち込みでした。

70才前後の男性のお持ち込みです。

5月人形の時に飾るであろう、刀をお持ちになったお人形で、御着物などもしっかりしていて

結構なお値段のしそうな50センチ位のお人形を、デパートの紙袋に入れてお持ちになりました。

「亡くなつた息子の物です」と、か細い声でした。

お人形一体は1,000円ですので

「千円を御収め下さい」とお伝えします。

 

お人形は本堂へお持ちし、お飾りをしてお線香を上げて頂きます。

準備が整い、男性にお声をかけると

「お線香は結構です」と言われました。

まぁ、そんなことも。。。と思いながら

暑い日のご来館ですので「では、お茶でも飲んでゆっくりしていって下さい」

と伝えると ホールの椅子に座り、話し始めました。

「実は、成人式を迎えられずに、息子が亡くなりました。

 それ以降、人形が動いているような気がするんです」

とても小さな声で、悲しげにお話をされ始めました。

 

「亡くなった今でも人形を飾るんですが、飾った人形の位置がずれるんです。

 生前には無かったことなので、息子が動かしているのかと・・・」

 

「そんなことってありますか?」と聞かれても、テレビの世界でしか知りません。

でも「そんなことないですよ~」ともいえず私は「初めて聞くお話しです」と答えるしかありません。

 

奥様にもお話をしたようですが「妻も気が付いてました」でも言えなかったかったんでしょうね。

そんなお話をした日の夜中「ドンドン」という音がして、その人形は飾ってある場所から

お部屋の反対側へ移動していたそうです。

 

その後家の中の雰囲気も悪くなり「いわゆる熟年離婚ですよ」

「妻に家にいたくない。この家にいるとあの子を思い出して苦しくなるの

 引っ越したい。それが出来ないなら別々に暮らしましょう。」

と言われ本人は「息子の想い出のある家を手放すことができず、離婚しました」

 

私は「では、どうしてお人形をお持ち込みになったんですか?」

と伺うと「もう楽になりたいんです。」私だけじゃなくて「息子も楽になりたいんだと思います」

八柱霊園にお墓もあるので、お墓参りのついでもあり「墓前で息子にも報告しました」

 

人形供養をされる日には「来たくない」とのことで、丁寧にお預りをさせて頂きました。

 

法要館でお預かりしている間、動いた様子はありません。

 

 

連絡先などは伺っていないので、その後ご本人やご自宅がどうなったかはわかりませんが

人形供養を通して、お気持ちが落ち着かれたのならいいのですが…

テレビでしか知らない世界。本当にあるんですね。

 

動く人形が、何を伝えたかったのかはわかりませんし、

動いた姿を見ていないので、本当に動いていたのかはわかりません。

ただ、人形をお持ち込み頂いた男性が安らかにお暮しになって、

お亡くなりになった息子様が成仏されていることを祈るばかりです。。。

 

法要館八柱霊園前では、いろいろな想いのあるお人形

でも、お気持ちを切り離したい。区切りをつけたい。

前に進みたい。との想いがある人は一度、法要館にご相談ください。

 

法要館八柱霊園前

047-703-9393

松戸市河原塚406-10

参道の後ろに駐車場がございますので

ご利用ください。

 

法要館八柱霊園前では

法要館のお葬式を承っております。

松戸市にお住まい方は是非お気軽にお問合せ下さい。

ご自宅に故人様をご安置できない場合は「霊安室」もございます。

古くから伝わる仏像の御安置されている「法要館」で

大切に故人様をお守り致します。